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日常

最近考えていること

残りの人生をどう生きるか

自分は20代後半で大して人生も生きていない。

生きていないのだが、大学を卒業して就職して何年か経って、毎日満員電車に乗って出勤して仕事をして夜遅くに帰宅する、という同じような日々が続き、毎日ほぼ同じような体験をしている。エンジニアという仕事は毎日が変化のように見える人もいるかも知れないし、実際そういう仕事をしていればそうなのだろうけど、自分の場合はもう何の変化も刺激も感じなくなってしまった。誰のために手を動かしているのかすら分からなくなって、必死になって何かの為にできることを考えている。

休日になれば少し遠出したりギターを弾いたりコードを書いたりしているのだけど、それでもどこか、「また同じようなことをしている」という感覚に捕らわれる。1年を通して大体何が起きて自分が何をしているか想像が出来てしまう。

だから残りの何十年かは、ひたすら同じ体験を毎日繰り返すような感覚なのではなかろうか。そう思うようになった。何がきっかけかは分からないが。

それと共に、自分の人生は本当にそれでよいのだろうかとか何とか、まるでプロジェクト半ばに来て本当にこのプロジェクトの要件定義は正しかったのか、みたいなことを考え始めてしまった。この手の思索はどれもそうなのだが、一度考え出すと仕事中もずっとそんなことを考えてしまって止まらなくなって困っている。

散々に考えた挙句出てきた一つの明確な答えが、「自分が好きな場所で暮らして一番やりたいと感じていたことを人生でやったと実感して死にたい」ということだった。今自分が住み、働いている場所は、自分が好きな場所とは言い難い。自分は田舎生まれ田舎育ちのせいか、ずっと東京に馴染めないでいる。5年も毎日満員電車に乗って通勤してきたのに一向に慣れないし、寧ろ最近はストレスでしかなくなった。あと人が多いのにも慣れない。東京で遊びたいと思わない。休日に突然実家である栃木に帰ったり、大学時代を過ごした盛岡に行ったり、会津若松に行ってみたり、箱根に行ってみたり、足柄の山奥にフラっと行ってみたりするのもそういうことに対する反動なのだろうと思う。

薄々感付いてはいたのだけど、やっぱり自分は地方に住みたい。

でも地方に住めば、今のエンジニアとしての仕事を失う可能性が高い。IT系と行っても地方のSIerでは今時の開発をすることは難しいし、プログラマよりSEやPMの方が(単価が高いという理由で)求められるだろう。そのせいで躊躇している。

結局、今みたいにバリバリコードを書ける環境が都会にロックインされている。そのことが少なからず自分は辛く感じ始めている。それが最近色々悶々としている理由なのだと思う。

ここまで書いて少しスッキリした。

 

話は変わるが、ソニックガーデン代表の倉貫さんのブログを良く読んでいるのだが、こういう会社でこういう働き方が出来たらいいなと感じている。

リモートワーク(在宅勤務)を導入するためのポイントと残された課題 | Social Change!

自分がすぐそういう働き方ができるとは思っていないけど、それでもいつかそれを実現することを目標にして動こうとしている。

それを活力に少しでも前向きに生きられたらいいなと思う。