はじめに
一般に,無収入のフルタイム大学院生をしていると,時間的および経済的事由により,日常生活において様々な行動が制約されている [要出典].
そのため,フルタイム大学院生をしている筆者も,日常的に「やりたいけど出来ずに我慢している」ことがそれなりにある.しかし,これらを今すぐ実現するのは先に書いたような理由により困難である.
そこで,せめてもの対応として,このエントリに「社会人に戻って(お金が稼げるようになったら)やりたいこと」をメモしておく.この文書を書く目的は,定期的に読み返すことで自らが望む未来を再確認し,修了までのモチベーションを維持することである.
「やりたいこと」という言葉について
google検索で「やりたいこと」をキーワードに検索すると,「人生において成し遂げたいこと」 について指南する日本語のwebサイトが多くヒットした.その多くは個人の「いかがでしたかブログ」である.2019年7月現在の日本においては,「やりたいこと」とは人生の目標,もしくはそれに類する長期的な目標を意味することが一般的であると考えられる.しかし,ここに述べるのは,高々1年後から2年後の間に実現することを想定した短期的な目標である.
読書
2019年7月現在,amazonの購入履歴および筆者の脳内記憶によると,大学院生になってから1年3ヶ月の間に購入した書籍の合計額はざっくり約5万円ほどである.一方で,会社員時代は月に平均して1万円ぐらいのペースで技術書やビジネス書,漫画を購入していた.*1
それらはkindleで購入されたため物理的には視認できない.しかしkindleのクライアントを開くと,それぐらいのペースで買ったと推測された量の本がストックされている.
また,それらの本の中には読了していない本も多く存在することから,その購入ペースは筆者の読書スループット(冊/月)を上回っていると考えられる.そのため,本来月に1万円も本を買うべきではない.しかし,本というものは,全部読まなくても一部読みたいがために買うことでその価値を回収できるということもしばしばあり [要出典],本人としては別に悪いとは思っていない.
そのため,現在も脳内における購入候補の本の増加ペースは,会社員時代となんら変化していないものとする.
そうすると,現在8万円分の購入候補の本が「購入予定キュー」に溜まっている計算になる.これらを順に購入し,読まねばならない.
旅行
筆者の数少ない趣味として,年に1-2回程度の国内旅行に行くというものがある.過去の事例を挙げると,2015年は仙台と金沢,2016年は京都,2017年は広島にそれぞれ行っている.後者の2つは厳密には仕事の出張*2ではあるが,筆者の認識としては,以下の条件を満たしていればそれは旅行なのである.
- 新幹線,もしくはそれに類する特急を使用する
- 一泊以上の宿泊を伴う
- 最低一箇所以上観光地に行く
一方で,大学院生になってからはこれらの条件を満たす「旅行」はできていない.2019年3月にHPC研究会で発表するために石川県加賀温泉に行ったが,あれは3番目の条件である「最低一箇所以上観光地に行く」という条件を満たしていないため,旅行ではない.しかも研究会への緊張と,研究の不出来に対する自己嫌悪で,会期中は気が気でなかった.精神的苦痛を伴うものは趣味とは言えない.なお,2019年7月には北海道北見市に出張に行く予定であるが,これも同様の理由により旅行ではない.網走監獄に行きたかったがそんな時間はなく,発表会が終わったらその日当日の最後の便で女満別から羽田へ直行する予定である.
そのため,社会人に戻ったら上記の3条件を満たす旅行をしたいと考えている.過去の経験から言って,一泊二日の国内旅行に要する費用は,移動距離にも比例するが,概ね5-6万円あれば十分である.現在考えている行き先の候補は,長崎*3,松江*4,軽井沢*5,熊野古道*6,尾瀬*7,釧路*8,などである.海外に行っても良いのだが,別段海外に行きたいと思える場所がないので考えていない.また,費用面からも国内旅行の方が安いケースが多い.
PCゲーの再開
筆者は,中学校時代にプライベート・ライアンを観てにわか戦争映画ファンとなった*9.高校時代には,親を拝み倒してWOWOWを契約してもらい,バンド・オブ・ブラザースをリアルタイムで視聴した.そして,戦争映画好きが講じてゲームの世界でもWWⅡを体験したくなり,なけなしの小遣いでMedal of Honor: Allied Assaultを購入した.その結果,FPSの面白さ,奥深さ,単純にオンラインで人と対戦することの楽しさ,オンラインコミュニティで活動することの楽しさを覚えてしまった.
それ以来,短期的に離れていた時期はあるものの,概ね15年以上PCでFPSをプレイしてきた.大学時代は国内の某CS1.6のクランに所属し,講義の合間にbot撃ちをし,夜な夜な試合に明け暮れ,国内で開催されたCPL予選においてCS1.6の大会審判のバイトもしたことがある.社会人になってからは時間的都合によりクランには所属せす,空いた時間で細々とFPSに勤しんできた.
しかし,大学院への進学を決めたときから資金を貯めるために,長年アップグレードしてきた自作PCのパーツ購入を中止した.これは2016年の秋頃の話である.その結果,オーバーウォッチですら常時60FPSでプレイできないspecのPCとなってしまい,ここ何年も最新のFPSはプレイできていない状態である.結局,その自作PCは長年アップグレードしていなかった為に,マザボから電源から何まで古くなってしまったことから,すべて処分してしまった.しかし,未だにPCでプレイしたいFPSタイトル*10やその他のタイトル*11がいくつかあるため,予算が溜まり次第自作PCを再開し,再びPCでFPSをプレイできる環境を整えたいと考えている.大学院に入ってNVMe SSDの素晴らしさを知ったので,OS及びアプリケーションインストール用のストレージは無駄にすべてNVMe SSDで揃えてみたい.通常の用途ではNVMe SSDのバンド幅を完全に活かすことはできないだろうが,こういう趣味的なspecのマシンを作れることがPC自作一番の楽しみである.
筆者は地味に高校時代からクラシックギターを弾いていた.大学の頃はギターアンサンブルのサークルに所属し,社会人になってかはアマチュアのマンドリンオーケストラのギターパートで弾いていた*12.数年前は,基礎から学び直したいと思い,都内でレッスンに通っていた.しかし,これも仕事と大学院進学の準備による時間的余裕の欠如から止めてしまっていた.これも社会人に戻ったら復帰したいと考えている.やはり何某かの趣味は必要である.筆者は卒業時点で34歳であり,そろそろ老後まで続けられる趣味を確立し,仕事以外で人脈を広げたいと考えている.
おわりに
本エントリでは,筆者が今やりたくてもできていないことをダラダラと書き綴った.こうして書き出してみると大したものはなく,要するに経済的な理由で実行に移せないだけのようである.
このように時折脳内をdumpしておくと,後ほど暇になったときにやることが明確になって時間の節約につながるのではないかと考えている.