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日常

続 職業プログラマになって

ご無沙汰です。

以前に書いたエントリーでは思いがけず多くのブクマ&コメントを頂き、ありがとうございました。

ブクマコメでは諸先輩方から厳しくも為になるコメントを沢山頂き、
これからも精進していかないとな!と気持ちを新たにしました。

コメントは全て読ませて頂きました。
私の稚拙なブログでも色んな意見が頂けるのを見て
改めてネットって凄い!と実感した次第であります。


読み返すと「オブジェクト指向!」とウワゴトのように連呼してますが
これ、言いたかったことは「モジュール化」ですね(汗

プログラマが自分一人しかいない環境で、
滅多に発しない言葉のため間違えたようですw

案の定突っ込まれまくってますがまぁこういう事情があったということでww


あれから

前回のエントリーは12月末で、今は4月になりました。

あれから4ヶ月、先のエントリーで書いた「スパゲッティ・コード」のバッチも
改修案件がある毎に改良を加え、
今ではそれなりにモジュール化もすすみ、適宜コメントも入れて整理されてきました。

また、例外処理が全然考慮されていないコードだったので
バッチの実行結果のログを読み込んでエラーチェックをして
結果をメールを飛ばすシェルを書いたり、
cronの実行順序を見直してトラブった時に対処しやすくしたり。


SE時代のノリで起こした仕様書も営業とのコミュニケーションに役に立っています。

SIerではないので「そんなに仕様書って大事??」みたいなことも言われましたが、
いざ作ってみるとやはりその重要さもちょっとずつ分かってきてくれたようです。


もともとweb系の受託をメインにしていたのですが、
プログラマ一人で開発するのがメインだったらしく

・仕様の内容を他の人と共有する
・担当者が変わる場合の引継ぎができるようにしておく

というようなことを一切考慮しないで業務に当たっていたような所がある会社なので、
ちょっとずつこの当たりの文化も直していきたいと思います。


最近までプログラマは私一人だったのですが、
最近になって休職していたプログラマの先輩が復帰したので
二人でちょっとずつ業務環境を改善していこうぜ、という話を進めています。
とりあえず空いてるサーバにSVN環境を構築中です。


1ヶ月でiphoneアプリをリリースした話

他の仕事としては、全然方向が違うんですがiphoneアプリを受託開発しました。

Objective-Cは入社後ぐらいから独学で業務の合間にちょっと勉強していた程度でしたが、
いきなり2月初旬ぐらいに
「2月中にiphoneアプリ作ってapp store申請に出して!」みたいな案件が決まってしまい、
慌てて要件定義してスケジュール引いて、と慌ただしくプロジェクトがスタートしました。


私は要件定義、機能設計、画面設計なんかをディレクターと一緒にやる予定で
スタートし、画面のラフデザイン設計までぐらいまでは順調でした。
まぁこの辺はもとSEの経験が生きた感じです。


が、急な話で外注プログラマがどうしてもアサインできず・・
気がつけばもう2月も中旬・・

あと2週間でapp storeに申請しないと間に合わない・・


という訳で、対顧客折衝と設計だけだった私が
プログラムもやることになりました。まさかの一人で。。


作ったもの自体は4画面ぐらいのアプリだったんですが、
それまで練習で作っていたものは
1画面で遷移無しの「じゃんけんアプリ」や「クイズアプリ」\(^o^)/
仕事でアプリ作るのは5〜6月に入ってからかなーと社長と話していた矢先でした


まず画面遷移ってどうやんの?ってところからのスタートでした。
今考えると超無謀ですねw


とにかく必死こいてネットで調べまくって、
初心者本を漁って参考になるところを調べて・・

さらに期間も短いのでこまかい仕様は作りながら考えていくような進め方のため
「ここってどうなってんだっけ?」というのが社内外で多発、
プログラミング中にお客さんからのTELで仕様変更の相談を受けたり、
途中で別案件の仕事が割り込んできてXCode起動しながら横のPCでVisualStudio使ってたり、
挙句のハテに私が風邪を引いて熱出してリポD飲みながら仕事したり・・


ホント嵐のような2週間でしたw

が、終わってみれば締め切りの3日前には何とか納品。
無事app store申請も一発で通り、発売に至りました。


今の会社名義ではないので商品名は出せないのですが、
それなりに使ってもらえればな・・と思います。

自分としては、これまでSIしか開発経験が無かったので
エンプラ向け?業界のアプリ開発の進め方を
上流から下流まで全てを見ることができ、非常に勉強になった案件でした。

何より、
仕様をガッチリ固めてからようやくプログラミングに入るウォーターフォールではなく
横にいるディレクターや社長とワイワイやりながら細かいところを決めて、
私がすぐに直して実機に転送して持って行き
「こんなんでどうすか!?」「おーいいねー。じゃーこれで!」
みたいな感じで進めていけるのが凄く楽しく感じました。

この仕事について初めて純粋に「楽しい」と思えた仕事だったかも知れません。


Objective-Cにしても、最初はメソッドの引数の書き方だとかが独特で、
しかもあの小難しいCの流れを引いててとっつきにくい言語だなー、と
ちょっとばかし苦手意識があったのですが、
終わってみれば普通に使える言語だなと思えるようになりました。

むしろ挿入法はどの引数が何かわかっていいじゃん!みたいな。
いやー慣れって不思議


しばらくはiphoneアプリの開発案件は無さそうですが、
プライベートでもdev program買ってやってみようかなと考えています。

もしなんかリリースできたらこのブログでお伝えできればと。


参考に、今回のiphoneアプリ開発で参考にさせて頂いたサイトのリンク一覧を
貼っておきます。


※ブクマした日付の古い順です。
こうして見ると開発が進むに連れてより具体的なネタをググって調べていたことが分かりますねw

参考にした本

入門 Objective-C 2.0 (Programmer’s SELECTION)

入門 Objective-C 2.0 (Programmer’s SELECTION)


改訂2版 基礎から学ぶ iPhoneアプリ開発

改訂2版 基礎から学ぶ iPhoneアプリ開発

最後に

ここまで近況報告的な感じのエントリーを書いてみました。

開発論的なことはまた経験値が溜まったら書いてみたい気もしますが、
まだまだ自分は基礎体力も十分でないので
以前のように普段の開発で気づいたことを
メモがわりに書き留めていきたいと思います。


まだまだ駆け出しの若造(年齢的には結構来てるかw)ですが、
こんなブログでもたまに見ていただけたら幸いです。