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日常

cでwebサーバを書き始めた

趣味でcでwebサーバを書き始めた。 8月末ぐらいからちょっとずつ作業を進めていたのだが、とりあえずhtmlファイルをレスポンスするところまでは実装できたのでgithubに公開した。

github.com

名前の由来は旧日本海軍が第二次大戦時に開発したオートジャイロの名前を拝借した。何となく、サーバー系プログラムには空を飛んでる何かの名前を付ける習慣があると思っているのでその習慣に倣ってみた。

書き始めた理由は今年開催のいくつかのカンファレンスでOku Kazuhoさんのhttp2のセッションを聞いてhttp2の実装に興味が湧いたからなのだが、それ以前にhttpもよく分かってない。ということでhttpの勉強も兼ねてまずはhttp1.1サーバを書いてみようと思った。また、せっかく新しいものを書くなら使ったことがない言語にしよう、ということでcで書くことにした。あとパタヘネ読んでたら低レイヤーを触れる言語を1つはちゃんと書けないと理解できないことが沢山あるという危機感を感じたという理由もある。

今はまだhtmlファイルしか返せない(.htmlか.htm以外の拡張子を指定すると415を返す)し、 ../../tmp/hoge.html みたいなパスにアクセスされると一発でアウトみたいなセキュリティホールだらけなのだが 、一般的な静的ファイルを置いて使う程度には困らない程度のものに仕上げたいと思っている。実装予定のfeatureはREADME.mdに記載した。

あとcのノウハウが全然ないので手探りで書いてる感が半端ない実装状態である。char配列のバッファサイズとかかなり適当だし、どういう時にmalloc使うべきでどういう時に配列使えばいいかもよく分かってない。どう最適化すればよいのかも併せて勉強していく必要がある。あとMakefileも適当に書いているしgccのオプションも言われるがままにホイホイコピペしてきたものである。とりあえずgdbデバッグするために-g o0 は付けているが、これもホントはmake debug みたいなdebug用taskに分離して置いた方がいいのだろうか。周りにcでプロダクト書いてる人がいないのでこの辺の知見が得られなくて中々に辛い。

余談だが、趣味プロダクトが一つでもあると心が落ち着くというか、仕事で辛いことがあったり退屈していても、家に帰ってからあのバグを直そうとかあれを実装しようというポジティブな予定が持てて、精神衛生上良いのでオススメである。

自分にはもう一つの趣味プロダクトslidesearch.jpというwebサービスもあるので、こちらについてもたまにrailsとかgemのバージョンを上げたり細かいバグを直したりという作業を日課としている。大したUIはないのだが、自分の勉強のためだけにフロントをangular2で書き直してSPAにするかとか色々考えている。