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日常

じぶん Release Notes (ver 0.33.4)

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夏休みで人気のない研究室で夜まで論文を書いて帰宅.過去最高に忙しい8月だった.

先月のSWoPP2019で研究は一区切りかと思ったが,8月7日から8月26日まで国際会議に投稿する論文を書いていた.8/27にsubmitしたばかりである.

日本語で一度書いたベースはあるものの,英語で論文を書くというのはなかなかに大変なものであった.8/6に国際学会への投稿が決まり,8/7から作業を初めて2週間休みなしでぶっ通しで作業してやっと英文校正に出せるレベルになる,というぐらい時間がかかった.

個人開発

github.com

  • 関数定義までやろうとしたが,そこに論文執筆が入ってきたので中断せざるを得なかった

読書

読み終わった

開放感からか,今月はどう考えても漫画を買いすぎた.しばらくは自粛しなければならない.

読んでる

勉強

  • 論文執筆で何もできてない
  • 英文校正の納品待ちの間に,ONNXのフォーマットを調べて,MNISTで訓練済みの3レイヤのMLPをONNXフォーマットでエキスポートして,それをparseして推論を実行する簡易rutimeを書いたぐらい.
    • ONNXはpython用のAPIが提供されているので,grpahやパラメータの情報を取り出すだけならPythonで完結する
    • ただ,バックエンドをc++などのコンパイル言語で書く場合はONNXモデルを直接protobufとして読み込んで処理する必要があり,protobufについても調べる必要があることがわかった.
    • すでに同じようなことをしているPFNのmenohやLeapMindのBlueOilのコードを読んだらONNXの取り扱いで参考になりそうな箇所が多い

研究

  • 冒頭に書いたように英語で論文を執筆して国際会議に投稿した
  • 去年開催時のacceptance rateが23.7%であり,acceptされる確率は低い.初めて出すにしてはハードルが高すぎるような気もしたが,他に出せそうなタイミングのものがないので仕方がないし,他のカンファレンスも似たような難易度である.
  • 自分は研究者になるつもりはないので,仮にacceptされたとしてもキャリアにプラスになることは殆どないだろうと思っている.しかも,深層学習の分野でもかなりニッチな研究である.日本国内でこの研究成果が必要な会社がどれぐらいあるだろうか,と何度も自問しながら書いた*1
  • しかし,普段読んでいる論文の裏でどのような努力がなされているかを身を以て体験できたことは貴重な経験だったと思う.

その他

  • 英文校正の納期待ちの間に数日間休めたので*2大分調子が戻ってきた
  • 9月からは当初予定していた通り自分の為に時間を使い,好きな勉強をして好きなものを作る

Keep

  • 忙しくても睡眠時間は確保する

Problem

  • 体重

Try

  • 涼しくなってきたし走れ
  • 9月中にLeetCode 300問切り

*1:最近はHPC分野の論文であっても査読時は実用性がかなり問われるようになってきたと,最近の論文を読んでいて感じる

*2:引きこもってスプラトゥーン2ばかりやってた