seri::diary

日常

トレタに入社してから3ヶ月経ったので所感など

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本日で3ヶ月間の試用期間を終了し、正式雇用になった。

上の写真はトレタのオフィス。いつもはエンジニアがカウンターの上にPCを置いて立って仕事したりしている。

年度末という訳でもないのだが、いい区切りなので、入社してからの3ヶ月でこれまでに自分がやったことを振り返っておく。

やったこと

開発フロー整備

  • サーバーサイドチームのslack channelを作った
  • 開発支援用のhubotを導入して以下のpluginを入れて開発支援に使うようにした
  • サーバーサイドチーム定例会を導入した(ついでに議事録のフォーマットも決めて定例会までに各自の進捗を記入しておく運用にした)
  • 一人だけが担当していたレビューをチーム全員で分担してやるようにした(前述のhubot-reviewer-lottoで公平に割り当てている)
  • 不定期だったデプロイを週1回決まった曜日の決まった時間にやるようにして、いつまでにマージされたPRがいつdeployされるのかを明確にする1周間単位の開発フローを整備した
  • 既存コードのspecの書き方が微妙だったのでrspecガイドラインを書いてrspec3な書き方をメンバーに啓蒙した(あとDRYにして再利用性を高める方法も)
  • jenkinsで[ci skip]ってcommit logに入れたらbuildをskipするplugin入れた(GitHub pull request builder pluginを使ってなかったので)
  • CI時にCoverageレポートを残すようにした

Railsのコード整備

  • Bugsnag入れてRailsのエラーをslackに通知するようにした
  • rails-erdを導入してER図を生成してesa.ioに置いてあるdocumentに貼り付けた
  • bulletを導入してスロークエリを駆逐した(あまり無かったけど)
  • specでviewの内容をほとんどチェックしていなかったのでrspecのconfigでrender_views = trueにしてviewでエラー出ていないかだけでも検知するようにした
  • 多言語対応のサポートのためにi18n-tasksを導入してlocaleの設定漏れを検知できるようにした
  • ローカル環境でメール本文をチェックする方法がなかったのでletter_opnerを導入してブラウザでメール本文を確認できるようにした
  • config/*.yml系の設定ファイルを整理してRails.envごとにどの値が使われているかわかりやすくした
  • json生成にjbuilderを使っていたのでactivemode-serializerを導入して新規に作るjsonについてはこちらを使うようにした
  • やたら時間がかかるspecを特定してファイル分割したりテスト内容を最適化するなどして高速化した
  • 時間帯とか条件に応じてたまに落ちるspecを修正した

機能開発

  • sidekiq-cron + SNS + SQS + shoryukenで非同期で複数サーバでの分散処理を行うバッチを書いた
  • 特定のmodelが更新されたらsidekiqでSNSにpublishするconcernを書いた
  • Bugsnag入れて見つけたバグを結構なおした
  • 管理画面がいろいろ危なかったのでsubmitボタンにdata: {confirm: '消していい?'}とかdata: { disable_with: '送信中...' }みたいなのを入れまくって安全にした
  • 管理画面からシステム系の設定を色々いじれる画面を追加した
  • 手運用でサポートしていた社内業務のいくつかを管理画面からできるようにしてエンジニアの負担を減らした

その他

  • 新機能の要件定義や設計
  • 営業同行して、実際の営業でどのようにお客様にトレタを説明しているかを見せてもらった
  • サービス連携している他社との打ち合わせに出て連携部分の仕様調整とかをした
  • SEOみたいにwantedlyの求人タイトル変えてみたら何かいいことあるかも」という雑な提案をして文言変えたらちょっとPVと応募が増えた
  • slackに黄色い象さんのアイコンを追加した

仕事以外

  • shoryukenをいじっていてqueueの名前にsymbolを使うと挙動がおかしくなったので簡単なPRを出して無事マージされた(これが人生初のOSS contributeになった)
  • railsのソースを読んでいて思いついたgemを2個納品した github.com github.com

commit logや日報を見ながらまとめてみた。

この3ヶ月という期間だけ見ると、受託開発をしていた頃と比べるとコードを書く量は減った印象で、代わりに開発体制の整備やこまごまとしたコードの整備をしている時間が結構長かった。自由にやらせてもらえたので「これやっといた方がいいな」と思うことは一通りやっておいた。

トレタのサーバサイドチームは現在正社員3名 + 業務委託1名の計4人のメンバーで開発している。 自分が入る前は3人だったから、まだチームとしての開発体制が確立していないようだったので、今後人数が増えても破綻しないように開発フローの整備もやらせてもらった(というか勝手にやったw)。3ヶ月あれこれやってみて、今はだいぶ以前と比べるとチーム全体のスループットが上がったのではないかと思う。今後も継続して開発チームの仕組みづくりの改善をしていきたいと思う。

自分が入社する少し前まで、トレタは主なクライアントであるiPadアプリの機能開発やUI改善を中心に開発が行われてきたが、今年に入ってからはサーバサイド側で完結する開発タスクが増えてきている。サービスの成長と開発チームとしての成長の両面に貢献しながら、気を抜かずにこれからもがんばっていきたい。

トレタは3,000万人の予約を支えるRailsエンジニアやインフラエンジニアやiOSエンジニアを募集しています。

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勉強してること2016年3月版

これは何か

  • 過去を振り返った時に「あの時何勉強してたっけ?」というのが思い出せないし、長期休みなどでいざ時間ができて何か勉強しようとした時に「あれが中途半端になってたのでアレをやろう」という感じでネタを探すのに役立つかと思って、毎月その時勉強していることをまとめてみることにした。

  • 大体月下旬ぐらいのいい感じのところでまとめてみることにする。

CS

  • プログラムの処理内容に応じて、マシンリソースをガッツリ使って高速化する方法に興味を持ったのだが、そもそもCSの知識がないのでいろいろわからない事が多いので1から勉強することにした
  • まずamazonでセール中で半額になっていたヘネパタ本読み始めた
  • ヘネパタ本は難しくてわからない用語が多すぎるので適宜ググりながら読んでる
    • おそらくはパタヘネ本を先に読むべきだったのだろう
    • 意外にも10年ぐらい前の暇な時期に調べたPC自作の知識がかろうじて役に立っている
  • サブ資料として電通大計算機アーキテクチャ基礎論のテキストを読んでいる

Elixir

英語

漠然とした将来への不安に関する対策

rebuild.fmの132回を聴いていて思ったことに関して

rebuild.fm

rebuild.fmの132回の11:25ぐらいからエンジニアのキャリアの話題になっていて、ゲストのhigeponさんから以下の様な話があった。

  • 大企業に勤めてると終身雇用の時代じゃないから不安になる
  • スタートアップは将来ないかもしれないから不安になる
  • アメリカは実力主義だから自分が将来周りと戦えるのか不安になる
  • 自分の将来のロールモデルとなるような人が見つからないのがあるのかも

自分もベンチャーでエンジニアとして働いている身としてすごくわかる気がする。

この問題は、多分2つの不安に分類できて、

  • エンジニアとして働き続けるだけの実力を維持し続けられるかという不安
  • 自分の勤め先がなくならないかどうかという不安

両者を同時に解消する確実な方法が今のところはないのだと思う。

前者は本人の努力や素質が寄与する部分が大きいと思うが、会社から求められるパフォーマンスが出せなくなった時にどうなるのかというビジョンが見えないことに起因する不安、といったところだろうか。

後者は変化の激しい業界ゆえの不安、といったところか。例え大企業(メガベンチャー含む)にいてもいつ何があるか分からない。海外に出ても海外で戦い続けられるかどうかはそれこそ日本で働いていたのでは測りようがない。これはもうどうしようもないんじゃないか。自分の場合はもうこの稼業を続ける限り回避不可能なんだろうなと思っている。行く所がなくなってしまったら、過去に一緒に仕事をさせていただいた会社を回ってフリーランスで食っていくこともうっすらと考えている。

ところで、他の業界だと新卒から定年間近の人まで幅広い年齢レンジの人がいることが多いか、ら退職までのキャリアパスのイメージをつかみやすいのだろうと思う。一方で、スマホwebサービス系の業界はそうでないのだろうなと思う。(もし誰かwebエンジニアのまま定年退職した人がいたらぜひ定年エントリーを書いていただきたい)

自分の場合

自分も同様の不安はいつも感じている。主に前者の問題について。

今自分はこれから作ろうとする機能のアーキテクチャを考えたり、実装したり、レビューしたり、サーバに入って調査をしたり、といったエンジニア的タスクが一番バリューが発揮できる領域だと思っているので、そこに一番力を入れてはいるが、そこでバリューが発揮できなくなったらどうするか。そういうことを時々考える。

もともと、エンジニアのチームマネジメントに興味を持っていたというのあって、マネージャーという肩書ではないにせよ、マネージャーがやりそうなスケジュールの管理とか、他のメンバーの進捗の確認とかの仕事を率先してやったり、チーム開発の仕組み(レビューやデプロイの仕組みの整備、定例mtgなどのコミュニケーションの仕組み化)の改善を進めたりしている。ある種の保険をかけていると言われれば、そうなのかもしれない。

つまり、生来的に自分がコードを書かなくなった時の次の仕事を得るため布石を打っている、ということかもしれない。今やってるマネジメントに近い仕事は、単純にそういうことをする人がいなくて、自分がチームに必要だと思っているからやっているという方が大きいので、何とも言えないが。

ただ、もっと会社が大きくなって、いざ「フルタイムマネージャーがほしいね」となった時に、会社が私をマネージャーに登用する可能性もあるが、外部からマネージャーを新たに採用する可能性も当然ある。だから確実ではない。

明示的に、今から「自分は将来はマネジメントやります」と宣言したところで、将来のポジションは保証してもらえるものではない。会社がそういうフェーズになった時でも、自分のマネジメントスキルや実績が足りなければそのポジションには付けないだろう。だから、今やってることは、短期的には会社にためになったとしても、自分のキャリアには寄与しないかもしれない。社会は厳しい。

別のポジションをシミュレートしてみるのは割とアリでは

なお、これは根拠の無い、自分の勝手な考えに過ぎないが、今やってる仕事に加えて、「もし違う仕事をするとしたら?」という可能性を考えて、そのポジションであるかのように振る舞ってみるというのは方法としてはアリなのではないだろうかと思う。

先に書いた自分の例は、「現場のエンジニア+エンジニアリングマネージャー」という感じだが、例えば「現場のデザイナー+プロダクトマネージャー」、「現場のエンジニア+インハウスマーケティング担当者」、「現場のエンジニア+採用担当者」といった具合に。もちろんそれが許される職場であるという前提だが、むしろベンチャーではこのようにプラスアルファのポジションの仕事をすることが求められるのではないだろうか。今の会社でも、何人かのエンジニアが何らかの会社の別の業務に携わっている。

これも先に書いたが、そんなことをやっていても自分のキャリアにはこれっぽっちも寄与しないかもしれない。しかしもし自分が、社内外を問わず本格的なポジションチェンジをしようとした時に、「自分は○○という肩書で働いたことはないが、○○というポジションのつもりでこういう仕事をして、こういう成果を出していた。だから○○がやれるはずだ」という理論的なアピールをするのには役立つのではないだろうか。

少なくとも自分は、社内外のエンジニアリングマネージャーのポジションに応募するとしたら、前職からそれに近いことはずっと続けていたのでその内容を根拠に自分にはエンジニアリングマネージャーができる、今はスキル不十分かもしれないができるようになる可能性は高いだろう、と自分を売り込むことができる。

まぁそれで採用されるかわからないから不安なんだろうけど、こればかりは人間的な相性や運も絡んでくるのでなんとも言えない話。

という感じに適当にぶん投げてこの話は終わりにしたいと思う。

私は如何にして独学プログラミングでウェッブサービスが作れるようになったか

これ読んでて、自分はどういう風に勉強したのかなと思って独学してた頃のtweetやブログ記事を元にまとめてみた。

blog.livedoor.jp

独学以前

ちゃんと勉強を始める前にもコードを書いた経験があった。これがどれくらい影響しているかは分からないが、「やってみたらそこまで大変じゃないな」という感覚はここで得られたと思う。

大学時代(2006年~2009年)

  • C言語の授業でHelloWorldからbubble sortの実装ぐらいまでをやった。農学部なのになぜか必修だった。
  • 卒業前の暇な頃に基本情報の勉強のために「独習C」を最初から半分ぐらい写経した。
    • 何か作りたかった訳じゃないが「SEとして働くための勉強」という目的があったためかそんなに苦ではなかった。

新人SE研修時代(2009年4月~7月)

  • VB.NETで簡単なフォームを作る方法とDBに接続してクエリを発行する方法だけ教わった。
  • 文法の説明はなかったのでサンプルコードを写しまくってあとはカンで書いてた。

php独学時代

2010年2月~

  • 2010年の2月か3月ぐらいからこの本(の古い版)を買って、自宅のwindowsマシンで夜な夜な勉強し始める。
  • 当時のモチベーションはtwittermixiみたいなBtoC系のwebサービスを作れるスキルを身につけてweb系に転職したい、だった。
  • きっかけは伊藤直也氏の講演を聞いたことだったはずなのに、なぜかperlではなくphpを選んだのはphpが当時流行ってたからだと思う。
  • windowsで開発するのがつらいということにしばらくして気づいて、VMware PlayerにCentOS入れて仮想linux環境上でvimで開発するようになる。
    • 当然linuxの操作なんてロクすっぽわからないので、ひたすら「vmware linux php」みたいなキーワードでググりまくってググり力がついた。
    • php, apache, mysqlをsourceからcompileする方法とかが無駄に身についた。

  • 調子に乗って何も作れないクセにこんなことをつぶやき始める。

2010年10月

  • 「技術ブログ」というものの存在を知り、マネしてこのブログを始めた。
  • 初めて書いたまともな技術エントリーはphpではなく仕事で触っていたjavaに関するエントリーだった。

Finallyとreturnの関係 - seri::diary

2010年11月

  • 全然内容わからなかったけど関東php勉強会とかにも顔を出し始めた。

  • そろそろweb画面も作らなきゃな、ということでhtml, javascript, cssの勉強も始める。

2011年5月

  • twitter APIいじりに飽きてしばらく間が空いた。
  • この頃にCakePHP(1.x)で作ったtwitter likeの謎サービスを世の中に公開する。
  • この頃になるとphp、html、js、cssを一通りいじってwebアプリケーションをラクに作れるようになる。

2011年12月

  • SIerを退職して某制作会社に入社し、コードを書くエンジニアとして働き始める。
  • その後なんやかんやあって現在の会社にいたる。

職業エンジニア時代

2011年12月~現在

  • 以下の言語を仕事で触ってきた
  • 最近は趣味でerlangもいじりだした

考察

今にして思うと、周りに誰もphp書ける人がいない、技術に興味がある人もいない、という状況から独学で勉強できた理由としては2点あると思っている。

「ググればわかる」ということを早い段階で理解していた

「ネットに情報は落ちている」ということをかなり早い段階で知っていた。コードは書かなかったにせよ、SIerの現場で先輩社員が一生懸命ググって調べ物をしていたのを見て、「ITってのはググればだいたいわかるんだ」ということを知ることができたのは大きいと思う。

独学初期にお世話になった媒体としてウノウラボというウノウの技術ブログがある。phpの情報そのものだけでなく、「こういう最新の技術情報をまとめたブログがネットにはたくさん存在する」「イケてるweb企業は技術ブログなるものを持っていてそれはとても参考になる」ということを知ることができたウノウラボには今でも感謝している。

作りたいものが明確だった

最初からwebサービスを作るためにプログラミングを始めた。そのため、勉強しなくてはいけない要素が明確にわかっていたのでそれを順々に学んでいくだけ、というレールを最初に設定できた。
これにより、

  • 「基礎は覚えたけど次にどうすればいいか分からない」
  • 「何に使うか分からない勉強をしてもモチベーションがわかない」

というプログラミング挫折者にありがちな問題をうまく回避することができていたのだと思う。

ちなみに、php独学時代に勉強したことをブレークダウンしてまとめるとこんな感じか。今だとgitとかdeploy toolとかCIとかAWSとかも入ってきて覚えることは当時より遥かに多いと思う。

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今でも新しいことを勉強するときは、最初にゴールを設定してそこに行き着くための要素を細分化して各個撃破していくスタイルは変わっていない。趣味で特定の要素を深掘りしていくこともあるが(例えばdockerのファイルシステムの世代管理の仕組みが気になってUnion-type Filesystemを調べた、とか)、大体は何らかの目的を達成するために勉強しているので必要以上の深掘りはしないように気をつけている。

株式会社トレタに入社しました

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tl;dr

  • 2016年1月に株式会社トレタに入社しました
  • トレタは飲食店向けの予約台帳アプリを提供するBtoBの会社です
  • オフィスで挽きたてのコーヒーが飲めます

株式会社トレタに入社しました

2016年1月4日より株式会社トレタで働いています。やっていることは今までとあまり変わらず、RailsでサーバサイドのAPIやバッチを書いています。
入社して3週間ほど経って新しい環境にも慣れてきたので、所感を書きつつ会社の紹介をしてみます。

トレタについて

エンジニアにはあまり馴染みのない会社かもしれませんが、飲食店の方がお店の予約を受け付けるためのiPadアプリ/web予約サービスなどを提供しています。
どんなアプリかは以下のムービーを見てもらうと雰囲気が分かるかと思います。

www.youtube.com

トレタに入社したモチベーション

「現場で使う人が使いやすいものを提供する」ことに高いプライオリティを置いて開発することができるという点に惹かれました。
昔自分がSIerにいた頃にやりたかった「使いやすさにこだわって仕事で使うための道具を作る」ということがこの会社ならできるという確信と、BtoBの現場ツールでもUXにこだわるべきという価値観が他のBtoB系のツールにも広まって、仕事の現場で人の手で苦労してやっていることが極力なくなる世の中になって欲しいという自分の思いがいい感じにマッチしたのが大きいと思います。

自分はUIデザイナーでもiOSエンジニアでもありませんが、そういうUIで価値を提供するサービスをサーバーサイドという裏方で支える仕事をしたいと思いました。そういうことに自分が今までためてきたサーバーサイドの知見を活かしたいなと。

なお会社のブログに書いた入社エントリーではもうちょっと詳細に書いてるので併せて参照ください。 toreta.blog.jp

自分の仕事について

  • 自分の肩書は「サーバーサイドエンジニア」となっていて、トレタのAPIや、他社サービス連携などのRailsで動いてる部分をなんでも開発するのがおしごとです。
  • 入社して日が浅いのでまだ目立った活躍はしてませんが、今動いてるRails appの足回りを整備をしたりBugsnag入れて見つけたerrorをつぶしまくったりしています。
  • 今日はshoryukenの練習をしていました。

トレタの開発について

メンバー構成

現時点で正社員のエンジニアは自分入れて10名程度で、

  • iOS(Obj-C、一部Swift)
  • フロントエンド(AngularJS etc)
  • サーバサイド(Rails)
  • インフラ
  • QA

と役割が分かれています。

  • 年齢層は20台後半~40歳ぐらいで、30台半ばが一番多いです。CTO(増井さん)が一番上で、自分(29)は下から2番目ぐらいですかね。
  • BtoC webサービス会社から来た人が多いです。
  • みんな穏やかで話しやすい人達です。

開発環境

  • 開発マシンはMacBookProの13inchか15inchを選べます(keyboard配列もjis/us選択可)
  • 動作確認用のiPadも全エンジニアに支給されます。
  • サブディスプレイも必要であれば買ってもらえるみたいですが、自分は使わないのでMacBookPro13一台だけで開発してます。
  • 開発フローはよくあるGithub Flow
  • チャットツールはslack(エンジニアだけでなく全社員が使用)
  • doc管理はesa.io, google drive
  • 席はフリーアドレス
  • エンジニアの多くはオフィスにあるカウンターに集まってスタンディングで健康的に働いており、時々豆を挽いてコーヒーを淹れます。
  • エディタはemacs派、atom派の順に多い印象です。
  • 稼働時間はフレックスなのでまちまちですが、大体10時~19時ぐらいの人が多い気がします。
  • 家賃補助が出るのでオフィス(五反田TOC)の近くに住んでる人が結構います
    • 自分もオフィスまで徒歩10分弱のところに住んでるので徒歩通勤しています。電車のらなくていいのでサイコーです。

オフィス環境についての参考リンク blog.kushii.net

続きはオフィスで

  • エンジニア募集しています。
  • 弊社エンジニアと話だけでもしてみたいという方はwantedlyからお問い合わせください。

www.wantedly.com

退職しました

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tl;dr

  • 2015年12月31日付で今の会社を退職します
  • 2016年1月1日付で次の会社に転職します(初出社は休み明け)
  • 次の仕事については、入社したあとにしばらくしたら別エントリで書きます

おまだれ

  • ここ1年半ぐらいwebサービスの受託開発をしていた三十路手前のエンジニアです
  • 主にRailsでサーバサイドの開発をメインにやってました

退職しました

  • 実際には12月1日から有給休暇していて1ヶ月充電してました
    • 水族館に行きまくったり金沢に旅行行ったりジブリ美術館行ったりerlangclojure機械学習に入門してみたり自由に過ごしてました
    • 2週間ぐらい仕事してないと人は無性に仕事をしたくなるのだなという知見を得ました
  • 休みの間に栃木の実家から都内に引っ越して一人暮らしを再開しました

何を達成したのか

  • リモートワークで受託開発をしました
  • エンジニア最大4人ぐらいでやってた案件でリードエンジニアっぽいことをさせていただきました serihiro.hatenablog.com
  • ちゃんとしたRailsでの開発、PR駆動開発、ちゃんとテスト書いてCI回しながら開発するスタイルを初めて経験できました
  • ある程度大きなRails appの書き方が分かりました
  • オレオレ流でぐちゃぐちゃにしか書けなかったrspecがDRYに書けるようになりました
  • hubotでメンバーをランダムにアサインするおみくじbot作って社内slackで運用したりしました
  • Angular(1.x)何となく書けるようになりました
  • 以前から気になっていた企業のエンジニアチームの中に入って一緒にお仕事をさせていただきました
  • 自分がコードを書くエンジニアへの道を志すきっかけとなった人とお話させていただく機会をいただきました

なぜ辞めるのか

  • 自分の人生で達成したいことを熟考した結果、新卒の時にITの道を選んだ時の原点に戻って、「自分が新卒の頃にやりたかったこと」をできる会社で働きたいと思ったからです
  • 具体的には入社エントリに書きます

次なにやるのか

  • とあるBtoBサービスの開発に関わります
  • リモートワークではなく通常のオフィスワークになります
  • 次の職場での仕事が落ち着いてきたら入社エントリに書きます

最後に

大学時代を過ごした岩手県盛岡市、高校まで過ごした栃木県栃木市
この仕事を続けている限り、これらの場所には二度と住めないと思っていました。(次に住めるチャンスがあるとしたら定年退職した後かなと思っていました)
それが、その場所に住みながらやりたい仕事をさせていただけるという恵まれた機会を与えてくれたのはこの会社でした。
リモートで働くことを続けてこられたのは私の力だけではなく、同僚、お仕事をさせていただいたクライアント様、自分の家族をはじめ、周囲の人の理解とサポートがあってのことです。
この場をお借りして御礼申し上げます。

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Re: 転職考えてるんだけど

「転職考えてるんだけど」という相談を業種問わず最近よくされる。なぜかは分からないが、転職に関しては知見豊富なベンリなやつだと見られているらしい。

相談されるのは結構なのだが、なんかこう具体的なアドバイスまで話がいかないで終わってしまうケースが多い。 自分個人がそこまで他の業界に詳しくないというのもあるのだが、話を掘り下げていくと「転職に対する温度感が今は低いよね、やりたいこともないよね、だから急ぐ必要はないよね」という結論になって終わってしまう。

そういう人たちとの会話は大体こんな感じだ。

「ずっと☓☓都/道/府/県にいたから◯◯都/道/府/県で働きたい」

ふんふん◯◯ね。なんで?え、何となく?まぁ私も何となく盛岡に住んでたことあるし、いいんじゃない?

「もうちょっと違う仕事がしたいっていうか」

違う仕事ね。。どのくらい違えばいいの?そもそもどういう変化がほしいの?…あ、まぁ他の仕事のイメージって難しいよね…

「新卒で入った会社にずっといるし、1回くらい転職してもいいかな~というか」

それは分からんでもないけど、給与が安い若手と違って歳もまぁまぁいってるから、職種・業種ガラっと変えるのにも理由がしっかりしてないと難しいと思うよ。うん。私もなんだかんだでずっとエンジニアだから転職できているのもあるし…

「将来特にやりたいことはないんだけどさ」

そうだよね!人生ってわからないよね!(じゃあ転職みたいにハイリスクなことはしない方がいいんじゃない…)

要するに、

  • 今の仕事に大きな不満はないが
  • 同じことを続けてきていて飽きて
  • ついでに私生活にも刺激が欲しい

乱暴にまとめるとこんな感じか。

そういう動機で転職考える人だとこういう話になりがちである(serihiroキャリア相談室の統計による)。

そういう人には、転職を勧めないで、まずは自分が次にやりたいこととか、自分の3年後ぐらいまでのキャリア設計をちょっと考えてみなよ、とか何とか一般論の話になってしまう。もし私がキャリアコンサルタントになったらまともなアドバイスができず間違いなく食いっぱぐれてしまいそうだ。。。

いやでも、実際世の転職というのはどういう動機で行われるケースが多いんだろうか。

転職理由ランキング<2015年4月~9月> 総合 |転職ならdoda(デューダ)

上記のリンク先の資料によると、多い順にほかにやりたい仕事がある会社の将来性が不安給与に不満がある残業が多い/休日が少ないらしい。ふむ。割とネガティブ駆動なのな。。

自分の周りのエンジニアは「よりよい環境を求めて」というケースが多い気がする。ブラック企業なので逃げ出した、というのは聞いたことがない。給与はそれなりにもらってるがやりたいことが出来てない、このままいても出来そうにない、という課題設定に対する解として、転職という手段を実行する。
ただ、これって自分の周囲がそうなだけで、全体としては「やりたいこと」が明確で、それに向けて努力して実現できる人というのはそこまで多くないのかもしれない。だからあまり明確な動機というのもそこまで必要じゃないというか、ふわっと転職しても案外なんとかなる。。のか?
分からない。少なくとも自分は、そんな無責任な後押しをしたくないので、堅実に話を聞いていきたい所存である。

堅実さが第一、serihiroキャリア相談室を来年もよろしくお願いします。

なお、過去に以下のような話を書いているので、紅白で知らない人が出てきて暇な時にでもどうぞ。

serihiro.hatenablog.com serihiro.hatenablog.com