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日常

今更Overwatchを真面目にやっている

2020年に入ってから,2016年発売のOverwatchの「ライバルプレイ」*1でレートを上げることを目標としてプレイしている.その詳細について記載したい.

今更ながらOverwatchをやっている

Overwatchはもともと2016年の発売と同時に購入したのだが,プレイヤーの治安の悪化*2でやる気がなくなって2年間半ぐらい放置していた.

それが2019年9月ぐらいに久々にやってみたら,ロールキューの導入と度重なるアップデートにより完全に別ゲーとなっており,面白くなっていたので再開した. 最初はネカフェに通って週1でプレイしていたのだが,2020年に入ってからPCを組み直していつでもプレイできる最強の環境を手に入れて本格的に取り組んでいる.またアカウントもブロンズ魔境を脱するためにサブアカウントを作ってそっちでプレイしている.*3*4

ランクマでプレイしているロールはタンクがメインで,たまにサポート.ダメージはクイックでたまにやる程度. 2020年9月6日時点のシーズン23における最新レートはタンクが1,473,サポートが1,655.ダメージはやっていない.Overwatchやらない人向けに説明すると,これはド底辺のレート帯である.スプラトゥーンで言えばC帯ぐらいである.

最近ではランクマのプレイ動画も上げるようになった.自分しか観てないけど.

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なぜOverwatch

Overwatchはもっとも苦手なFPSだから.これに尽きる.

FPS自体は17〜18年前の高校生の頃からやっているからプレイ歴は結構長い*5.途中全くプレイしていない時期もあったけど,大学学部生だった22歳ぐらいまではCouter-Strike1.6やCall Of Duty4を狂ったようにプレイしていた.その頃の自分のスキルで言えば,日本国内でみれば少なくとも平均より上という印象があった.それらのゲームはレーティングが存在しなかったので明確な順位は分からないけど,決してFPSは苦手なジャンルのゲームだとは思っていなかった.

それが,Overwatchだけは全く勝てない.勝てないというか,レートが上がらない.

Overwatchのランクマッチのシステムは他のチーム戦FPSと同様にチームが勝った場合のみレートが上がる.つまり,自分がどれだけkillを取ろうがポイントを取ろうが,チームが負ければ容赦なくレートは低下する.しかもレートは下がる方が多い.つまりある程度勝ち越さなければ絶対にレートは上がらない.勝率50%だとレートは確実に下る.そういう無慈悲なシステムだ.*6

そういうシステムだったため,もともと個人でkillを取ることに命をかけていた自分は全くと言っていいほど活躍できていなかった.Overwatchは他のFPSと比べて基本的にHPが多く,HPが高く硬い「タンク」と味方HPを回復できる「サポート」のロールが存在するため,全体的にkill timeが長い.また死んでもリスポーンできる*7.だから,killを取るのが他のFPSにくらべて難しいし,killを取るだけで局面が有利になる訳ではない.

Overwatchにおいて,局面を有利にするには「いつ」「どこで」「誰の」killを取るかが重要である.例えば「HPが少なく回復できるサポートをkillして相手の回復力を削いで相手を死にやすくする」,とか「相手タンクを倒して防御力を減らして一気に殲滅を狙う」,といった戦略が必要になる.だから,CSやCOD4のように1 killを取ればそれだけでチームが有利になる訳ではない.

この新常識に慣れるまでに相当時間がかかった.同様のレーティングシステムを採用しているスプラトゥーンではS+,スプラトゥーン2ではS+4まで到達したことがある自分でも,容易にレートが上がらないのはここに理由があるように思った.だからこそ面白いと感じる.

目標

Overwatchのランクマッチには上から順に以下のランクが存在する.

今自分がいるのが下から2番目のシルバーである.目標として最終的にマスターに到達したいと考えている.

グランドマスターYoutubeで同ランクのプレイヤーを観ていると毎日プレイしているStreamerやプロがメイン層であり,ただの社畜である自分には維持するのが難しそうだからである.マスターなら社畜の自分でもギリギリ到達できるのではないか,と考えた次第である.

実は2020年の目標としてマスター到達を掲げたのだが全く歯が立っていない.2020年に入ってから資格試験の勉強をしていたとか英語の勉強をしていたとかで時間がなかったのは確かにそうなのだが,それを差し引いても無謀すぎる目標だった.今年はタンク・サポートでゴールド到達を目標としたい.

どうやってプレイを改善しているのか

2020年7月からランクマの試合は全部録画してあとで見返して反省するようにしている.これをやるようになってから勝率も多少安定するようになった気がする.最初は自分の声も一緒に録音してボイスログを残しながらやってたけど,自分の声がキモ過ぎてつらくなったので止めた*8

また,8月からランクマの動画をYoutubeに晒し始めた.これは単に動画の外部ストレージとして使っているという側面もあるが,もし運良く他のプレイヤーの目に止まればアドバイスもらえるかもなーという淡い期待もある.*9

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字幕機能で自分の反省コメントを残したりもしている.が,Youtubeの字幕機能は使い勝手が悪いのでやっぱり自分で編集で入れないとダメかなと思い始めている.

余談だが以下のOverwatch tipsを紹介する動画の日本語字幕は自分が入れたのだが,UIが重すぎて長時間の作業が相当つらかった思い出がある.

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タンクはどうすればランクマでチームを勝たせられるか

タンクだけが出来る行動で貢献するのが最も重要だと考えている.これはどのロールにも言えることかも知れないが,特にタンクはその特徴を活かさないと勝つのが難しいと感じる.タンクの瞬間火力はダメージには及ばないし,サポートのように味方を回復して生存率を上げることも出来ない.適当にプレイしているとただの図体がでかくてノロい「いい的」である.そのため,タンクとしての特性を活かした能動的な行動が重要であると考えている(というより最近ようやく気づいてきた).

具体的には以下の役割を引き受けるよう心がけている.

1. 相手からのフォーカスを真っ先に引き受ける

タンクはHPが高いので,軽くフォーカスを受けたぐらいでは即死しない.一方でダメージやサポートはHPが150-250程度なのでタンクに比べるといとも簡単に死ぬ.そのためフォーカスを受けるリスクは高い.

そのため,相手からのフォーカスを真っ先にタンクで受けて,その間に味方ダメージに相手を攻撃させるという戦術が考えられる.タンクとしては,相手からのフォーカスで多少死にそうになっても簡単に引かずにポジションを守り続ける,もしくは前線を押し続けるといった行動が必要になる.場合によっては死んでも構わないと考えている.例えばアヌビスAの防衛は遮蔽物が少ないので相手からの被弾が多い.被弾が多いからといってすぐにポイントまで下がると,大抵はもっと状況が厳しくなる.最初の門付近のチョークで,いかに相手からのフォーカスを受けながら踏ん張るかが重要であると考えている.

以前の自分はこれが出来ていなかった.例えば防衛側でのタンクはすぐに死んではいけないと思い込んでいて,シールドがなくなるとすぐに前線から後退してしまっていた.それでは他のロールと同じ行動であり,タンクとしての優位性を活かせていない.味方サポートから回復をもらえれば即死することは少ないはずである.味方サポートの負担になりすぎない範疇で,被弾を引き受けて味方への被弾を減らす行動が,防衛側では特に重要であると考えている.

2. 身体を張って味方の盾になる

シールド持ちのヒーローの場合は当然だが,例えばロードホッグやザリアでも同様の行動は可能である.ロードホッグなら回復飲みながら,ザリアなら自分にシールドを貼りながら味方の前に出るだけで味方の被弾を肩代わりできる.地味だけど相手に強いヒットスキャンがいて味方が前に出られない時なんかは結構有効である.

また,これをやっているタンクはシルバー帯だと少ない.HPが少なくなると真っ先に前線から逃げ出すラインハルト,味方を一切守らないで裏とりだけを狙うシグマなんてのはしょっちゅう見る.そうなると大体そのタンクがいるチームが負けている.逆に,タンクがギリギリまでチョークで踏ん張る,もしくは,結果的にフォーカスを受けて死んでも味方のチャンスを生み出すタンクが相手にいると苦戦することが多い.

3. 高いHPを活かして瀕死の相手をダメージの代わりに追い打ちしてkillを取る

ザリアをやっている時によくやる.味方ダメージが瀕死だが相手ダメージも瀕死,というときに味方ダメージの代わりに単独で追い撃ちをしてkillを取りに行くようにしている.いわゆる「ハイエナ」というやつ.自分の観測範囲ではシルバー帯ではこれをやるタンクは少ない.ザリアでHPが半分以下のゲンジに返り討ちに遭うようなことは滅多にないのだから,積極的に1 on 1でkillを狙いに行くべきだと考えている.waveに勝って相手が撤退中であっても,killを取って相手のリグループを遅らせる効果があるので,wave後の瀕死の相手の追いkillは積極的に狙うようにしている.

余談:最近自分がよく観ているOverwatch動画について

2020年9月現在,日本でOverwatchでStream以外で活動しているプロチームは存在しないようだが,高頻度で動画をアップし続けているめちゃくちゃ上手い日本人Streamerが複数存在するので紹介したい.

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特にろろみやさんの解説動画がすごくためになるので,すべてのOverwatch民は観てほしい.自分のレートは間違いなくこの人の動画に支えられている.特に強ポジ解説動画は全人類が観てほしい.シルバー帯で有利ポジションを知っているプレイヤーは(自分含めて)ほとんどいないので,動画で解説されているポジションを取るだけで無双できる時がある.

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その他,英語だがヒーロー別のtips動画を上げ続けている超有名なStreamerがいる.これもかなり参考にさせてもらっている.

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初心者はこれ観るだけでレート上がるんじゃなかろうか. www.youtube.com

*1:いわゆる「ランクマッチ」

*2:味方煽り,ロール取り合い,戦犯探し,プレイ放棄,チーターが多発

*3:サブアカウントの所有はBlizzardの利用規約上は問題がない.例えばStreamerは複数のアカウントを持っているのが普通だし,プロも配信では試合用のアカウントではなくサブアカウントを使っているのをよく見る.

*4:余談だが最近旧アカウントでも自力でブロンズを脱出できてしまった

*5:初めて本格的にプレイしたのはMedal Of Honor: Allied Assaultであり,そのあと初代Call Of Dutyに移行した.今度出るCoD:BOCWは光の速さで予約した.

*6:そのせいか他人に対する当たりが強いプレイヤーが多く,勝ってても負けててもすぐ意見の相違でケンカになる.自分はチャットを非表示にして一切コミュニケーションを取らないようにしている.

*7:例えばCS,シージでは1ラウンド中に死んだらリスポーンできない

*8:地声で実況しているStreamerのメンタルにいつも関心する.自分がやるとしたらボイスロイドを使うだろう.

*9:アドバイスください><